東京医科歯科大学は、島峰 徹先生により昭和3年(1928)に東京高等歯科医学校として設立され、東京医学歯学専門学校を経て、昭和26年(1951)に長尾 優先生を新学長に新制東京医科歯科大学となりました。同窓会は1934年に島峰 徹学長を初代会長に創設され今年2024年が創立90周年となります。そして2代目会長は長尾 優学長、その後、同窓会はお茶の水会と称するようになり、会長は中沢勇教授、桐野忠大教授と続き、1962年から東京医科歯科大学歯科同窓会となり、開業医である野村順之助先生が会長に就任されました。1985年からは柴田嘉則先生、2000年からは西村誠先生、2011年からは浅野正樹先生が務められ、2022年には法人化し一般社団法人東京医科歯科大学歯科同窓会が誕生しました。
会員は本学歯学部歯学科ならびに前身の東京高等歯科医学校、東京医学歯学専門学校歯学科の卒業生の他、本学大学院修了者、本学の教職員で希望した者の他、理事会で承認された者となっていて5,000名近くの会員を有していて、それぞれ全国各地に地区、及び支部を置いて、活動しています。又準会員として本学歯学部歯学科の学生、大学院生、留学生、他大学出身の教授等が所属しています。
本同窓会では学術委員会によるCDEと称する日本有数の学術研修事業、医療管理委員会、総合企画委員会、活性化委員会など各委員会による講演会、歯科診療に役立つリーフレット作成(むし歯、歯周病、口腔がん、歯並び・かみ合わせ、オーラルフレイルなど多数)、充実した同窓会報発行、大学との連携、学生支援、国際交流など国や大学の内外に向けての多くの事業を行っています。
東京医科歯科大学は10月1日より東京工業大学と統合され東京科学大学となる予定です。統合後は同窓会の名称も一般社団法人東京科学大学歯科同窓会となります。
このような流れの中で今後の同窓会活動も変貌して行かざるを得ませんが、開業医としての初代会長野村順之助先生が掲げた「学術と親睦」を同窓会の本分と考え、大学との新しい連携を模索し、多くの課題を解決し運営していきたいと思います。母校愛を具現化する一般社団法人東京医科歯科大学歯科同窓会へのご協力をよろしくお願いいたします。
一般社団法人
東京科学大学歯科同窓会
会長 中村 勝文
本会は全国に四千余人の会員を擁し、単に親睦を目的とするだけでなく、会員が歯科医師として、豊かな人間性と社会性を備え、国民の求める医療人であると共に、国際的視野に立って進んで社会に貢献することを目標として以下のような活動を 行っております。
本会の活動の中心は、会員の学識向上にあり、国際歯学学術会議、C.D.E.コース(学術講演会、実習コース)を定期的に開催しております。
文部省、外務省及びアメリカ大使館の後援を受けるこの会議は国際学術交流と親睦を兼ね、在日外国人歯科医師や留学生が多数参加しています。
同窓会活動の案内や報告などは、年に3回会員に配布される会報に掲載しています。
患者やスタッフなど人の管理、器材や薬剤など物の管理、そして会計管理といった医院経営に必要な管理ノウハウを検討し、提供しています。
難解な医療保険制度のしくみや規則をわかりやすく会員に伝えたり、制度の改善や改革を関係諸機関に提言しています。
ゴルフ大会、囲碁大会や海外研修旅行を開催して、会員相互の親睦をはかっています。